本学では、起業マインドを持った人材を育成し、地域の活性化と山形県の課題解決に寄与する人材を育成することを目的に「山形県寄附講座 起業マインド育成講座」を設置し、今年度から新科目「アントレプレナーシップ演習」を開講しています。
秋学期授業8回目の11月27日(水)は、認定NPO法人グローカル人材開発センター代表理事の行元沙弥氏、チーフコーディネーターの山田埜氏に授業を行っていただきました。行元氏は今回の講義を「自分とつながる時間にしてほしい」と話し、次の3点「『社会起業家について知る』『未来社会の公益を見つめてみる』『自分の強みや好きに意識的になり自分を信じることができる』を意識して講義を聞いてほしい」と話しました。講義中は各自のスマホでSlidoというサイトを使用し、講義中のつぶやきや疑問をリアルタイムで共有しながら行いました。
行元氏ははじめに「アントレプレナーシップと聞かれてイメージするもの」について問いかけ、学生からはSlidoを通して「楽しい。社会を変える。チャレンジ精神。人生の生き様。自己肯定感を上げる」などの書き込みがありました。行元氏は自身が思うアントレプレナーについて「立場の弱い人の隣にいて、一緒に自分も歩んでいく(存在)。その人がまた自分の力を発揮できるようになるかを考える(人)、が自分のアントレプレナーの定義」と語りました。
その後のワークショップは、自分の好きなこと?得意なことを「名詞ではなく、動詞で言葉にしてみる」をポイントにSlidoで共有。「自分の“好き”を言語化することで、そこでの問いや疑問が重なった人たちとチームができたり、一緒に事業をしたりなど、起業するきっかけになると思う」と話しました。
グループワークでは、「リーダーと聞いて連想するもの」をそれぞれ絵に描きました。行元氏は「応援するリーダー、助けるリーダー、引っ張るリーダーなど、リーダーの形は4000通りある。ヒエラルキーのトップにいることだけがリーダーとは限らない。リーダーシップ、アントレプレナーシップなどの自分のマインド、力の発揮の仕方は4000通り以上あるということを覚えていてほしい」とメッセージを送りました。
アントレプレナーシップ演習は、次回以降もさまざまな外部講師をお迎えして、学生たちに話をしていただきます。今後の授業がますます楽しみです!